「丁寧な暮らし」とは時間と手間をかけることだから時間がない自分には難しいと思っているかもしれませんが、今に集中する姿勢が大切なので忙しい人でもできます。
丁寧な暮らしに明確な定義はありませんが、丁寧な暮らしをしている人は自分自身を大切にしている印象がありますよね。
私は丁寧な暮らしはマインドフルネスであると考えていて、脳疲労の改善と心の余裕に繋がっていく暮らし方であると思っています。
丁寧な暮らしがマインドフルネスである理由、時間と手間をかけなくても、あなたの普段の生活でできる丁寧な暮らし方をご紹介していきます。
丁寧な暮らしとは?
「丁寧な暮らし」とは時間と手間をかけて自分自身や生活に向き合い、自分の軸を大切にしながら、こだわりを持って生活する姿勢やその暮らしぶりことかなと思っています。
「丁寧な暮らし」に明確な定義はないので、人によって解釈は違うかもしれません。
私がイメージしている丁寧な暮らしの具体例を紹介しますね。
- ご飯は土鍋で炊く
- 手作りと健康にこだわる
- お花や自然のある生活
- こだわりのものや好きな物に囲まれた暮らし
- 物の多い、少ないは関係なく部屋が整理整頓されている
- 心に余裕がある
- 日常の何気ない出来事、物に集中している
あなたも丁寧な暮らしを思い描くときに参考にしている人がいるのではないでしょうか?
私も特定の人を思い描きながら具体例を書いていきました。
丁寧な暮らしがマインドフルネスである理由
私は「丁寧な暮らし」はマインドフルネスであるなと感じています。
マインドフルネスとは今、ここに集中して良い悪いをジャッジせずありのまま受け入れていく心の状態のことを言います。
丁寧な暮らしの特徴のひとつに手間と時間をかけるというのがありますが、1つの行動に手間と時間をかけようと思ったら目の前のことや自分に自然と集中するようになります。
土鍋でご飯を炊くことに慣れるまでは、土鍋でご飯を炊くことに意識が集中するので、炊飯器を使うときとは意識の向け方が違ってきますよね。
禅僧でもあり精神科医でもある川野泰周先生が著書『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』の中で言われていましたが、目の前のことに集中ができるようになると、シングルタスクによって脳がリフレッシュするので脳疲労が改善されるそうです。
マインドフルネスによってストレスの緩和、集中力の向上、感情のコントロールができるようになるなどのメリットがあります。
丁寧な暮らしをしている人が心に余裕を持っている印象があるのも頷けますね。
忙しい人でもできる丁寧な暮らし方
私は手間と時間をかけることが丁寧な暮らしではなく、目の前のことに集中する姿勢が丁寧な暮らしに繋がっていくと思っています。
テレビのアナウンサー、リポーターになったつもりで実況してみるのがオススメです。
- 食事の時間に集中する
- お風呂の時間に集中する(髪や体を洗う時、湯船に浸かっているときの自分の状態に意識を向ける)
- 目の前の景色に意識を向けてみる
- 未来の不安、過去の後悔などが頭に浮かんできたら今の自分の状態に集中してみる
例えば、ご飯を食べるときに頭の中で色んなことを考えたり、動画を見ながらご飯を食べたりするのではなくご飯を食べることに集中してみてください。
あなたが食べている物の味・匂い・食感・温度・食事に向き合っているときの自分の気持ちに意識を向けるんです。
家族や誰かとご飯を食べるときは、食べることと相手と一緒に過ごせる時間に意識を向けてみましょう。
これは「食べる瞑想」とも言うのですが、食べる瞑想の実践で私にとって食事の時間はリラックスできる心地よい時間になりました。
食のリポーターになったような気持ちで食事と向き合うようになってから、ご飯を食べるときだけは以前よりも丁寧に暮らせていると思っています。
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめていきますね。
- 丁寧な暮らしとは今や目の前のことに集中する姿勢によって実現できる
- 今や目の前に集中する心の状態はマインドフルネス
- 丁寧な暮らしがマインドフルネスであるからこそ脳疲労の改善や心の余裕を持つことに繋がる
- 毎日の暮らしで行っている動作に集中することで丁寧な暮らし方ができる
「丁寧な暮らし」に魅力を感じる人が多いのは、冒頭でもお伝えしたように自分自身を大切にしている暮らし方に見えるからなのかなと感じています。
心に余裕が持てているときの心地よさを頭が覚えているのかもしれませんね。
「丁寧な暮らし」はお金、時間、手間をかけなくても日常生活のなかですぐに実践することができますよ。